その学校は継承語としての日本語教育が行われているところで、生徒たちは日本にルーツを持つ子どもたちばかりです。
日本にルーツを持つというのは、両親ともに日本人、両親のどちらかが日本人、あるいは祖父母や曾祖父母の世代に日本からアメリカに来たいわゆる日系人のことです。
継承語としての日本語学校の定義はいろいろな視点から解釈することができますが、この学校に限って言えば、将来日本に帰国する確実な予定はないけれども、親や祖父母から受け継いだ日本語を学ぶ学校だと言えます。
この日本語学校は仏教系でしたので、子どもたちの英語での会話の中に時々「obuppan」とか「ohiguan」という日本語が自然に混ざっていて、私は「obuppanって何?」などと子どもに聞いたりしました。
子どもは「先生、日本人なのに知らないの?ブッダのごはんだよ」と言いました。
ああ、「お仏飯」って漢字なのね、と思いました。

